ヒステリー球

ヒステリー球の症例報告

ヒステリー球とは

風邪をひいたわけでもないのにいつも喉に何かが引っかかっているような違和感を感じさらに病院で検査をしても原因が分からないということがよくあります。この場合、咽喉頭異常感症と呼ばれたり、梅核気と呼ばれたりさまざまな言われ方をするようです。

見た目には何も変わりがないので、まわりからはなかなか理解されにくい悩みですが、喉の周辺の不調や違和感は食事をはじめ呼吸や発声など日常生活において様々な場面に影響を及ぼすため、症状を感じている本人にしてみればとても辛い症状です。

ヒステリー球の特徴

特徴としてはヒステリー球は女性に多く、特に30～60歳代に多いとされます。症状は一時的なこともありますが、長引く場合や日常生活に支障が出る場合は医療機関の受診が勧められます。

ヒステリー球（咽喉頭異常感症）の男女比については、近畿大学耳鼻咽喉科の11年間の経過観察による1,386例のデータで、男性630例、女性756例と、女性の方がやや多い傾向が報告されています。割合としては女性が全体の約55％、男性が約45％で、比較的女性に多くみられます。

ヒステリー球でお悩みなら当院までご相談ください。

ヒステリー球の症状が長引くと、日常生活にさまざまな支障が生じることがあります。まず、喉の違和感や詰まり感が慢性的に続くことで、強い不安やストレス、不眠、さらにはうつ状態に発展するケースも少なくありません。息苦しさや胸のつかえ感が悪化し、寝つきが悪くなる、食欲が低下する、外出や会話を避けるようになるなど、生活の質が大きく低下することがあります。

実際に、ヒステリー球の背景にはストレスや心理的な葛藤、自律神経の乱れが関与していることが多く、精神的なサポートやストレス対策が重要となります。

適切な対応をせずに放置すると、症状が慢性化し、社会生活や心身の健康にさらに悪影響を及ぼす可能性があります。

ヒステリー球の原因

開院以来、当院にはヒステリー球でお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、ヒステリー球の原因はひとつではないということです。

ヒステリー球の原因として次のものが挙げられます。

ヒステリー球は複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。

このように、ヒステリー球は明らかな器質的疾患がないにもかかわらず、心理的・身体的ストレスが引き金となって生じることが多いのが特徴です。

一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。ヒステリー球は豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

ヒステリー球への対応として、次のようなものが一般的です。

薬物療法

抗うつ薬・抗不安薬・睡眠薬などは眠気、ふらつき、注意力低下などによる転倒や事故のリスクが報告されています。

それだけではありません。一部の薬剤では依存性が生じることもあり、身体はどんどん慣れていき強い薬が必要となり、さらに薬に頼るという負のサイクルに陥りかねません。

心理・精神的アプローチ

症状が安定していない場合、不安や焦りが強まることがあります。精神的に不安定な時期や症状が重い場合、治療の過程でかえって不安や焦りが強くなる可能性があります。

さらに治療効果が出るまでに時間がかかる認知行動療法は段階的に進めるため、効果を実感できるまでに時間のかかることが多いです。

ヒステリー球を改善するために

まずはあなたのヒステリー球の原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、ヒステリー球の原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

臨床歴25年以上の鍼灸師である院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

ヒステリー球と大きく関わっている箇所を詳細に分析します。首の筋肉の緊張、首全体の可動域検査、背中上部と肩甲骨をチェックしたうえで改善を目指します。必要に応じて内臓の調整なども行います。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体やマッサージで効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

当院でヒステリー球が改善する理由

当院ではヒステリー球の原因の多くを首周辺の筋肉の緊張と考えています。

喉周辺の筋緊張の緩和

喉の違和感を訴える患者さんを観察すると首や肩の筋肉が緊張している方が非常に多いことが分かります。とくに喉の周辺の首の筋肉が硬く凝り固まると喉の通り道が圧迫されて違和感を感じ始めるようになります。

ヒステリー球の治療にかかると、全身調整と銘打ち全身のマッサージをしたりしますが、改善すべきは全身の状態ではなく首の状態です。症状の原因となる筋肉を効果的に狙い改善することのできる鍼治療は喉の違和感の治療において最も効果的な治療法の一つと言えます。

リラックス効果による自律神経の安定

心と体は密接な関係にあり、切り離して考えることはできません。精神的なストレスを感じると交感新神経が活発に働き全身の筋肉は緊張します。特に首や喉周辺の筋肉はストレスの影響を受けやすい繊細な部分です。

鍼治療を受けることによる筋肉の緊張緩和はリラックス効果を生み、自律神経の安定にも働きかけます。

ヒステリー球のQ＆A

首を揉むなと言われました。ほぐすのは良くないのですか？

マッサージやストレッチでほぐれれば良いですが、深層筋は外部からの刺激でほぐれることは難しいです。とくに首の前側の筋肉は直接的な刺激ではほぐれにくく、強い刺激は逆に症状を悪化させたり、交感神経を刺激して眠れなくなったりするので注意が必要です。

どんな人がなりやすいですか？

30～50代の女性に多いとされますが、性別や年齢に関係なく、ストレスを感じやすい人、責任感が強い人、不安や緊張を感じやすい人が発症しやすい傾向があります。

自律神経が乱れると喉が詰まるのですか？

自律神経が乱れると、喉の筋肉が過剰に緊張したり収縮したりするため、喉が詰まるような違和感や圧迫感を感じることがあります。これはストレスや疲労が原因で自律神経のバランスが崩れ、交感神経が優位になりやすくなることで起こります。検査をしても異常が見つからない場合、こうした自律神経の乱れによる喉の詰まり感（ヒステリー球）が疑われます。

ヒステリー球は再発しやすいと聞きました、なぜですか？

ヒステリー球（咽喉頭異常感症）が再発しやすい主な理由は、根本的な原因がストレスや自律神経の乱れなど、日常生活で繰り返しやすい要素にあるためです。生活習慣を見直すよいきっかけかもしれません。

ヒステリー球を起こしやすい人の特徴と原因は？

ヒステリー球は、ストレスや不安などの心理的要因と、自律神経の乱れが複雑に絡み合って発症します。まじめで責任感の強い人や、ストレスを感じやすい人が特になりやすい傾向があります。

首の筋肉はストレスを反映しやすい場所でもあるので、その結果喉が詰まったように感じます。

ヒステリー球に効くセルフケアはありますか？

ヒステリー球では首のマッサージやストレッチはあまり効果的でありません。それよりはストレスをため込まないように意識し、深呼吸やストレッチなどでリラックスする時間を持つことが大切です。また、十分な睡眠やバランスの良い食事、適度な運動を心がけ、喉の乾燥を防ぐようにしましょう。

ヒステリー球で悩まされていた皆さまも、当院でのはり施術を受けて、このような変化がありました。

当院の鍼治療とヒステリー球は非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

ヒステリー球は早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。

数回の施術で喉の不快感がどんどん軽くなっていきました

またステージに立てる喜びを感じています

家事や外出も楽しめるようになりました