【アキレス腱炎】長く続くアキレス腱の痛み

アキレス腱炎で来院された女性（40代/会社員）の改善事例をご紹介します。

主訴（来院時の症状）

10か月前から左アキレス腱に痛みを感じるようになり、日常生活では支障がないものの、趣味のランニング時に痛みが現れるようになる。

ここ3か月ほど、走った後の2〜3日間は痛みが残り、走れないほどの強い痛みが続く。

来院に至るまでの経緯

アキレス腱の痛みが強くなり整形外科を受診。整体にも通いしばらくランニングを中止するなど様々な対策を試みたが、症状の改善が見られなかった。

ランニングを再開するたびに痛みが再発し、今後も趣味を続けたいという思いから、根本的な改善を求めて当院に来院された。

検査と所見

初回検査結果、所見は以下の通り。

検査、所見結果の分析により、アキレス腱の筋緊張が顕著である。

施術内容と経過

左のアキレス腱の筋緊張の緩和を目的に施術を行った。

初回の施術では、左アキレス腱の明らかな硬さと動きの悪さ、腫れ、圧痛が認めらた。

アキレス腱に関連する腰、殿部と背中に鍼治療を行ったところ、施術後にはアキレス腱の硬さや腫れ、圧痛が軽減した。

2回目から4回目の治療にかけては、痛みが出始めるまでのランニング距離が徐々に伸び、アキレス腱の状態も改善し同様の施術を継続した。

5回目には10km以上のランニングを複数回行っても痛みが出ず、メンテナンス目的で施術を行い、治療を終了した。

以下ご本人のメッセージ

長い間アキレス腱の痛みが続き、色々試してもなかなか改善しなかった痛みが、鍼治療で軽減して鍼の効果にとても驚きました。

以前は痛みが出ないように気を付けながら走ったりしていましたが、今では安心して思いきり走れるようになり、走った後の痛みも出なくなりました。鍼治療のおかげで体全体のバランスも整い、また走れるようになったことがとてもうれしいです。

これからも体のメンテナンスのために鍼治療を続けていこうと思います。

院長からのコメント

今回の症例では、アキレス腱そのものだけでなく、腰部や殿部の筋緊張が大きく影響していた。鍼治療で全身のバランスを整え、アキレス腱の緊張を緩和させることで、長引く痛みや腫れが改善した。しっかりとケアを続ければ、ランニングを継続しながらも症状の改善が十分に期待できることが示唆された。

今後も再発予防のため、しっかりとサポートさせていただきます。

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