逆子

逆子の症例報告

逆子とは

厚生労働省の統計では、妊娠30週で約15%、34週で10%、36週で7%の妊婦が逆子と診断されます。年間の妊婦数約80万人を基に計算すると、妊娠後期で約5万6千人が逆子に悩むと推定されます。

逆子（骨盤位）とは、子宮内の赤ちゃんが頭を上にした状態でいることを指します。通常は妊娠後期に自然と頭を下にしますが、そのまま頭位にならない状態が続くことをいいます。

自然分娩が難しくなり帝王切開が必要となる可能性が高まります。分娩時には臍帯圧迫による胎児仮死や頭蓋内出血のリスクがあり、また、新生児の神経障害を引き起こす可能性があります。

逆子は自然に良くなることは稀で、放置することで症状が慢性化し回復が難しくなるため、早期の治療が非常に重要です。

なぜ赤ちゃんが元の位置(頭位)に戻れないのか？

逆子になる原因として、双子や三つ子、子宮筋腫、子宮の奇形などが挙げられますが、ここではそういう要因がないにも関わらず逆子になったまま戻らないケースを説明していきます。

妊娠中期になり胎動が活発になると赤ちゃんの頭の位置は上を向いたり下を向いたりと頻繁に入れ替わっています。

妊娠後期になると赤ちゃんの頭は自然と下を向いて本来ならばそこで固定されてそのまま出産を迎えるのですが何らかの理由で赤ちゃんの頭が下を向かないと、上を向いたまま固定されて逆子になってしまいます。

ここまでは逆子になる原因についてあげていきましたが問題は「なぜ逆子になるのか」ではなく「なぜ元に戻らないのか」です。

当院では頭が上を向いたまま戻らない原因をお腹の中の赤ちゃんが自由に動ける空間がないことと考えます。

妊娠中のお母さんのお腹や背中が硬くなったりいびつな形をしていると中の赤ちゃんが動けなくなりその結果頭を下に向けられなくなります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。

逆子でお悩みなら、充実した検査と豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

病院とはここが違います

逆子の場合、病院では以下の治療法が一般的です。

逆子体操

腰痛が悪化し、お腹の張り増加する場合があります。

張り止め薬

動悸や頭痛の副作用がでる場合があります。

外回転術

まれに、胎児心拍異常や胎盤剥離、出血などが起こり、緊急帝王切開が必要となる場合があります。

鍼灸治療には逆子を解決できる根拠があります

逆子になりネット検索などをしてみると色んな対処法や改善法がでてきますが「なぜそれによって逆子が治るのかという」根拠がどれも曖昧だったりします。

お灸にしても足先を温めると下半身がポカポカとして全身がリラックスし、その結果逆子が治るとされていますが、それはそれでよいことなのですが『逆子』を治すということだけで考えるとそれだけではまだ不十分です。

これまでにもあげてきましたが逆子治療を考えるうえで一番重要なことは

赤ちゃんが動きやすい空間を作ってあげることです。

当院では主に鍼を用いて硬くなっているお腹や背中の緊張を解いてお腹の状態を軟らかく丸くしていくことを目的に施術を行います。

その時にお腹や背中に直接鍼を打つことはせず手や足、臀部にあるツボに鍼をしていくので安心してください。

案外どこに鍼を打つとどこか緩むかってことを鍼灸師でも知らないことが多いのですが、当院で行っている整動鍼では硬くなっているところや張りがあるところをピンポイントに狙い緩めることができます。

当院の特徴

国家資格を保有する院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。症状が現れている箇所だけではなく、逆子の原因にアプローチすることでその場しのぎではない施術を経験豊富な院長が行います。

逆子の治療開始時期について

逆子の改善率は治療を開始する時期によって大きく変わります。当然週数が進むほど治る確率が低くなります。

当院の今までの経験からすると,30週以内で80％、31～32週で60%～75％、33～34週で50～70％,条件さえ悪くなければかなりの確率で改善しています。35週を過ぎると赤ちゃんもだいぶ大きくなる為、急激に改善率が下がることも事実です。ただ35週を過ぎても改善した例もあるので決してあきらめることはありません。

治療開始の１週間の違いが結果を左右するので「医者に自然に治るって言われたし・・・」「逆子体操を試してから・・・」なんて思わずに逆子とわかったらすぐに治療を始めることをオススメします。

エビデンスがなくとも逆子の治療に鍼灸が有効であることは明白です。その効果を否定することの方が難しいでしょう。

逆子のQ＆A

逆子は自然治癒しますか？

妊娠32週までなら60%が自然改善しますが、34週以降は20%以下です。早めの対策が重要です。

やってはいけないことはありますか？

長時間の同じ姿勢、特にあぐらは避けましょう。子宮の血流が悪化します。

おすすめ寝姿勢はありますか？

体の左側を下にして横向きに寝る姿勢が子宮血流を改善します。抱き枕を使うと楽です。

逆子だと早産リスクは上がりますか？

破水が早い時期に起こりやすくなり、また子宮収縮や臍帯脱出などの危険も高まり、早産のリスクも高まります。

鍼治療を受けても大丈夫ですか？

基本的に安全性が高いと考えられており、流産や早産などのリスクは鍼を受けていない場合と変わらないという報告もあります。ただし、出血や強い腹痛、高血圧、前置胎盤などがある場合は、施術を控えたり医師と相談することが大切です。

逆子が改善せずに悩んでいた皆さまも、当院での鍼施術を受けて、このような変化がありました。

お腹の緊張を解きほぐし、柔らかくて丸いお腹に整えることを目的にアプローチする当院の鍼治療は逆子と非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

逆子は週数が進んでしまうと治りにくくなってしまうので早めの対処が必要です。

これまで多くの逆子でお悩みの患者さまと向き合ってきた当院だからこそ分かることがあります。正しく見定めて適切に対処することでお腹の中の赤ちゃんは正しい位置に戻ります。

逆子で焦っていたり、悩んでいる方はお気軽にご相談ください。ご縁のあったあなたの力になれれば幸いです。

安心して出産を迎えられました

逆子体操が辛くて…鍼治療で体が楽になりました！

鍼治療に出会えてよかったです