機能性ディスペプシア

機能性ディスペプシアの症例報告

機能性ディスペプシアとは

機能性ディスペプシアとは、胃の痛みや胃もたれなどのさまざまな症状が慢性的に続いているにもかかわらず、内視鏡検査などを行っても、胃潰瘍・十二指腸潰瘍や胃がんなどのような異常がみつからない病気です。

治療は基本的に薬物療法となり胃酸を抑える薬や胃の働きを活発にする薬を処方されます。

いまや国民の10%が機能性ディスペプシアといわれていますが、便秘で悩む人が14%なので、その多さがお分かりいただけるかと思います。

生命にかかわる病気ではありませんが、つらい症状により、患者さんの生活の質を大きく低下させてしまう病気です。

機能性ディスペプシアの特徴

主な症状は「食後のもたれ感」「早期飽満感」「みぞおちの痛み」「心窩部灼熱感」の4つです。

日本人の4人に1人は機能性ディスペプシアを持っているという調査結果もあり、決して珍しい病気ではなく、誰もが罹患する可能性のある病気です。

機能性ディスペプシアでお悩みなら当院までご相談ください。

慢性的な胃の不快感や痛みが続くことで、ストレスや不安が増し、うつ病などの精神疾患を引き起こす可能性があります。また機能性ディスペプシアと診断された場合でも、他の消化器疾患（胃潰瘍、胃がんなど）が隠れている可能性があります。ピロリ菌感染が関与している場合、放置すると慢性胃炎や萎縮性胃炎のリスクが高まります。

以上のことから機能性ディスペプシアを放置すると、症状の悪化や精神的な影響、他の疾患のリスク増加など、さまざまな悪影響が考えられます。

機能性ディスペプシアの原因

開院以来、当院には機能性ディスペプシアでお困りの方が数多く来院されています。

これまでのカウンセリングや検査結果から断言できるのは、機能性ディスペプシアの原因はひとつではないということです。

機能性ディスペプシアを引き起こす原因はいまだにはっきりと解明されておらずストレスによるものや、ウイルスによるもの、体力が低下していることにより発症することと考えられていますが、遺伝によるものや体質的なものも否めない感はあります。

胃や十二指腸の動きが悪い

空腹なときにお腹がなるという経験があると思いますが、これは90分に1回のペースで胃腸が大きく動いて、中の掃除をする、食べ物を送りだすときに出る音です。

機能性ディスペプシアの方はこの動きが少ないようです。実際にお腹が鳴らない人が多いです。

食べ物がなかなか胃や十二指腸から腸に送り出せず長く停滞することで、その結果胃もたれや気持ちが悪くなってしまいます。

自律神経の問題

自律神経のバランスが乱れると、胃腸の動きやほかの内臓機能にも影響を及ぼすことが知られています。

感染性胃腸炎

胃腸風邪のことです。

胃腸風邪を引いた人は、そうでない人より6ヶ月後に2.5倍も機能性ディスペプシアになりやすいということが分かっています。

機能性ディスペプシアは複合的な原因が複雑に絡み合って起こる症状です。一人ひとりの原因が異なるからこそ、改善のためには検査が何より重要になります。

病院やほかの治療院で改善しなかったとしても諦める必要はありません。機能性ディスペプシアの豊富な施術実績を誇る当院にお任せください。

機能性ディスペプシアの特有の張り

機能性ディスペプシアの患者さんが一般の病院にかかると、胃酸を抑える薬と胃の運動機能を改善する薬の処方が第一選択肢になります。

一般的に病院での治療法は、対症療法といってその場しのぎの治療に過ぎません。

また多くの整体院などでは機能性ディスペプシアの治療法と銘打って、全身調整などが行われることがよくあるそうです。決して全身調整が悪いわけではありませんが、胃の働きに効果を集中させることはできません。全身に及ぶ作用の一部が胃の働きにも及んでいるだけです。

上腹部と背中の張り

さらに、機能性ディスペプシアの人に共通しているのは「みぞおち周辺とその裏の背中」が張っていることです。胃の周囲を取り囲むお腹と背中の筋肉が過緊張すると、胃を圧迫させるのでその結果、胃の働きを悪くし異常をきたします。

機能性ディスペプシアを改善するために

まずはあなたの機能性ディスペプシアの原因を明らかにします。原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。

当院は、他に類を見ない充実した検査で、機能性ディスペプシアの原因を見つけ出します。そして明確な根拠を元にして施術を進めていきます。

当院の特徴

国家資格を保有する院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

機能性ディスペプシアと大きく関わっている箇所を詳細に分析します。お腹の張っている部分、背中の張り、体全体の緊張状態、機能性ディスペプシアにかかわりのあるツボをチェックしたうえで改善を目指します。

薬を服用されている方や薬に頼りたくない方、整体や他の鍼治療で効果が期待できなかった方も諦めずにご相談ください。

はり治療の効果

先にも述べたように、当院では機能性ディスペプシアの原因をお腹と背中の張り、自律神経の機能低下により、胃の働きを低下させているものと考えています。筋緊張の緩和は、はり治療において得意分野です。お腹や背中の緊張に狙いを定め効率よく筋肉を緩め血流改善をすることができます。

ピンポイントな効果とリラックス効果

機能性ディスペプシアの患者さんの多くに特有のお腹と背中の張りを確認することができます。機能性ディスペプシアの治療においてその張りを解消することは欠かせません。

当院では、お腹や背中の張りを解消させるときに、主に手足にあるツボに鍼を入れていきます。直接お腹に鍼を打つことはしないので、恐怖心も少なく施術を受けることができます。

やさしい鍼刺激は，リラックス効果が期待でき自律神経が安定的に働くことへの効果があることも知られています。

多くの機能性ディスペプシアにおいて鍼治療は効果的に働きます。他の治療では得ることができないピンポイントな筋緊張の緩和、リラックス効果、血流改善効果が期待できます。

機能性ディスペプシアのQ＆A

病院で処方されている薬はやめたほうがいいですか？

いいえ、やめる必要はありません。病院との治療と鍼治療を併用することに問題はありませんが、まったく効き目のない薬を飲み続けることもかえって症状を悪化させる要因となるので、病院で相談するのもいいかもしれません。

鍼治療を始めたら食べてはいけないものはありますか？

いいえ、絶対にしてはいけないということや制限はとくにありませんが、一般的に油ものや刺激の強いものは症状が悪化する傾向にあるので気を付けたほうが良いと思われます。

自律神経が乱れると機能性ディスペプシアになるのですか？

はい、ニワトリと卵の関係と一緒でどちらもなりえます。自律神経が乱れ交感神経が優位な状況になると胃腸の働きが悪くなり症状が現れることがあります。反対に食べ過ぎや感染症などによって胃がダメージを受けたことにより自律神経が乱れることもありますが、いずれにしても強いストレスと相関関係もあるために早めの対処が必要です。

機能性ディスペプシアになりやすい人の特徴と原因は？

原因は不明とされていますが、日頃から強いストレスを感じている方に多い傾向にありますが、それだけでなく暴飲暴食や感染症、体質や遺伝によるものなど、原因は多岐にわたります。

機能性ディスペプシアに効くセルフケアはありますか？

生活習慣の見直しが症状の緩和に役立ちます。食べすぎや早食いを避けよく噛んで食べたり、食後すぐに横にならないことやコーヒーやアルコールの摂取を控えてください。軽い運動や深呼吸でストレスを軽減し、十分な睡眠をとることも大切です。これらの習慣を鍼治療と併用することで、より効果的な症状の改善が期待できます。

機能性ディスペプシアで悩まされていた皆さまも、当院で鍼施術を受けて、このような変化がありました。

当院の鍼治療と機能性ディスペプシアは非常に相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

機能性ディスペプシアは早めに対処すればするほど、改善までの期間も早くなります。一人で悩むことなく、お気軽にご連絡ください。

今はほとんど症状が出ないまでに回復しました

とても安心しながら治療を受けられています

以前より食べられるようになり胃の苦しさも無くなりました