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【顔面神経麻痺】左側の目の周りの動きが悪い
顔面神経麻痺で来院された男性(10代/学生)の改善事例をご紹介します。

主訴(来院時の症状)
4年前にラムゼイハント症候群による左顔面神経麻痺を発症し、当時は投薬治療で症状がほぼ気にならない程度まで改善した。
最近、改めて左目の周りの動きの悪さを自覚するようになる。家族は完治したと思っていたが本人は以前から目の周りの微妙な動きの違和感を感じ続けていた。
来院に至るまでの経緯
友人から「顔が曲がっている」と指摘され、鏡で顔を確認する機会が増え、左目の開閉時の動きの鈍さがとても気になるようになる。
過去の経験からこのまま症状が固定するのではないかという不安を抱え、インターネットで顔面神経麻痺の後遺症治療を調べる中で当院のサイトを見つけ、改善の可能性を求めて来院された。
検査と所見
初回検査結果、所見は以下の通り。
- 左胸鎖乳突筋の過緊張
- 左側頸部の緊張
- 左頬部の圧痛
- 左側前額部の圧痛
検査、所見結果の分析により、左側頸部、肩部の筋緊張が原因と判断。
施術内容と経過
首や肩甲骨周辺の筋肉の緊張を解きほぐすことを目的に施術を行った。

初回の施術では、外見上はほとんど分からない程度であったが、左目の周囲の筋肉に微妙な動きの鈍さが確認できた。顔面神経麻痺と関連の深い首や肩甲骨周辺を観察したところ、右側に比べて左側の筋肉緊張が強く、可動域にもわずかな制限が見られた。
首の前側の緊張緩和のために手のツボに鍼を施すと鎖骨周辺の動きが改善した。また肩甲骨のツボへの施術では大胸筋の緊張が緩和された。
目の周りの動きは即時の変化は見られなかったが、週1回の施術を継続するうちに、6回目の施術時には自然なまばたきが可能となり、動かしづらさもなくなった。
使用したツボ
以下ご本人のメッセージ
友人に指摘されるまで、自分でも気づかないふりをしていましたが、左目が動きにくいとは思っていました。友人に言われてとても気になり始めて、鍼治療で良くなることを知って渡辺先生に治療をお願いしました。
顔の麻痺が残ったままになってしまうのか不安でしたが、治療をするたびに、鏡で見た時の左右の違和感がなくなっていきとても安心しました。治療のおかげで人前でも気にせずに普通に過ごせるようになりました。
院長からのコメント
発症から4年も経過していたので改善することができるか分からなかったが、顔面神経麻痺と関わりの深い首や背中の筋肉を確実に緩めたことで動きを改善することができた。
同様に発症から時間が経過した顔面神経麻痺の施術をした経験があるが、その時は手術をしていたこともあってか変化は見られなかった。今回の症例で条件次第では時間が経っていても顔面神経麻痺の症状を改善することができることを実証できた。
今後も予防のためにしっかりとサポートを続けさせていただきます。
顔面神経麻痺でお悩みなら…
顔面神経麻痺について解説しているこちらのページもお読みください。



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