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【突発性難聴】高音と低音の耳鳴りとめまいを伴う突発性難聴
突発性難聴で来院された女性(40代/会社員)の改善事例をご紹介します。

主訴(来院時の症状)
1か月前から右耳の詰まり感を自覚していたがそのうちに治るだろうと放置していたところ、一週間前からめまいを伴うようになる。
「キーン」「ジー」という高音と低音が混在する耳鳴り、右耳の聴力低下、及び元々あった頚部・肩部の凝りがさらにひどくなったように感じる。特に朝方は耳の症状がやや軽減する傾向があるものの、日中は聴こえづらさと耳鳴りが持続している状態。
来院に至るまでの経緯
めまいと聞こえづらさを感じはじめた1週間前、すぐに耳鼻科を受診したところ突発性難聴と診断された。現在も処方された薬(ステロイド・ビタミン剤)を服用中。
1週間治療を続けたが、聴力があまり改善せず耳鳴りも持続したため、他の治療法を探している中で、当院の治療方針に共感され来院された。
検査と所見
初回検査結果、所見は以下の通り。
- 右耳125Hz 40db(オージオグラム)
- 右耳1000Hz 40db(オージオグラム)
- 右耳4000Hz 8000Hz 60db(オージオグラム)
- 右側後頚部の緊張
- 右側脊柱起立筋の緊張
- 右側肩背部の緊張
- めまい
検査、所見結果の分析により、右頸部、肩部の筋緊張が顕著である
施術内容と経過
内耳への血流促進を目的に頚部から肩周辺の緊張緩和を目的に施術を行った。

初回は頚部の緊張緩和を目的として、脊柱近傍のツボと臀部のツボに鍼を行った。2回目以降は右膝外側や肋骨上部の緊張部位への施術を追加したところ、症状に変化があらわれ始めた。
3回目の施術時には、めまいと今まで続いていた低音の「ボー」という耳鳴りが軽減してきたが、そのせいか高温の「キーン」という耳鳴りが気になるようになってきた。
6回目の施術でめまいはほとんど感じなくなり高音の耳鳴りも音量が半減した。9回目施術時には聴力はほぼ正常域まで回復し、特に高音域以外では健常側とほぼ同じレベルまで改善した。耳鳴りに対しては段階的な改善が確認でき、頚肩こりはその都度対応し症状は軽減した。
使用したツボ
以下ご本人のメッセージ
突発性難聴になり、耳の詰まりとめまい、耳鳴りで日常生活がとても困難になりました。薬を飲んでもあまり改善せず、このまま治らないのではないかと毎日不安に過ごしていました。
鍼治療を行ってからはめまいや耳鳴り、聴力が段階的に改善していき、めまいが消えて子供の声がしっかり聴き取れるようになった時はとてもうれしかったです。今では日常生活に支障なく過ごせるようになり、鍼治療を選択して本当によかったです。
院長からのコメント
今回の症例では、聴力の回復は比較的早期に得られたものの、耳鳴りやつまり感の完全な消失までには時間を要した。
難聴や耳鳴りに対して頚部から肩部の緊張へのアプローチが有効であり、特に下肢や体幹部への鍼を行うことが症状改善に有効な手段であると思う。
今後も引き続きしっかりとサポートを続けさせていただきます。
突発性難聴でお悩みなら…
突発性難聴について解説しているこちらのページもお読みください。



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