【顎関節症】朝起きると顎と側頭部が痛む

顎関節症で来院された女性（40代/会社員）の改善事例をご紹介します。

主訴（来院時の症状）

半年前から顎の痛みを感じるようになり、最近では朝起きた際に耳の前やこめかみ付近にも痛みが出るようになる。

さらに、口を大きく開けると顎から音が鳴り、食後には顎が疲れてしんどくなる。

来院に至るまでの経緯

症状が続く中、歯科を受診したところ、歯がすり減っていると指摘され、特に犬歯の摩耗が目立つとのこと。

インターネットで調べた結果、症状が顎関節症に当てはまるのではないかと考え、当院のホームページを見て来院された。

検査と所見

初回検査結果、所見は以下の通り。

検査、所見結果の分析により、右顎の筋緊張が顕著である。

施術内容と経過

右顎の筋肉の緊張緩和を目的に施術を行った。

初回の施術では、両側の顎周辺を触診すると、特に右顎の筋肉に強い硬さが見られたため、右手と肩甲骨内側のツボに鍼を施した。施術後には右顎周囲の筋肉が緩んだことを確認できた。

2回目の施術時の朝に左側の顎とこめかみに痛みを感じたため、左手と肩甲骨内側のツボに鍼を行った。3回目の施術時には耳の前やこめかみの痛みが一度も出ていないとのこと。

4回目には顎の症状がすべて消失したため治療を終了した。

以下ご本人のメッセージ

鍼治療を受けて、朝起きたときの顎やこめかみの痛みがなくなり、口を開けたときの音や食後の疲れも気にならなくなりました。

鍼治療は初めてだったので最初は緊張しましたが、説明やカウンセリングも丁寧にしてもらい、鍼も顔ではなく手や肩にうってもらったので、安心して治療を受けることができました。

治療をして顎周りがすっきりして、毎日が快適に過ごせるようになってとてもうれしいです。

院長からのコメント

朝の痛みや顎の違和感は、就寝中の歯ぎしりが大きな要因と考えられた。顎関節に関連する筋肉の凝りが肩甲骨や背骨付近にあったため、その部分を鍼で緩めるようにアプローチをした。施術を重ねるごとに顎周囲の緊張がほぐれ、見た目にもエラの張りが取れてきた印象を受けた。

今後も再発予防のため、しっかりとサポートさせていただきます。

顎関節症でお悩みなら…

顎関節症について解説しているこちらのページもお読みください。