2017年5月 11歳 男性 膝蓋靭帯炎

症例43

来院までの経緯

バスケットを週に3回やっていたところ左の膝に痛みが生じ病院にて

膝蓋靭帯炎の診断を受けた。以前、同じように右膝を痛めたこともあり

整骨院にて電気治療を受けたが思うように改善せず、鍼は初めてで不安も

あったがメールにて問合せをし来院。

症状の経過と施術

初回の来院時、歩行時に痛みがあるらしく足を引きずりながら治療院に入ってきた。

痛みのある部位は膝蓋骨の下、痛みの為、左膝の動きがギクシャクしている。

階段の昇る時と屈伸時、とくに膝を曲げ切った状態から立ち上がることが困難、

強い熱感などはなし。

動きを整えるために臀部にあるツボに鍼をし、確認したところ階段の昇る動作が

楽にできるようになった。

つづけて、腰にあるツボをし、最後に大腿部前面の筋緊張緩和のために背中に鍼を

して、初回の施術を終えた。

2回目の施術を終え、3回目来院時には「ダッシュする時に少し痛みがでる」程度にまで

症状が緩和し、屈伸動作、階段の昇る時などの痛みは改善した為治療を終了とした。

使用したツボ

膝根L・L3(2)L・T12(1.5)L

考察

膝蓋靭帯炎は別名ジャンパー膝とも言われ、ジャンプをたくさんする競技や

成長期の子供などに多い症状である。

今回も小学6年生の成長期の男の子の例であるが、基本的に

大人でも子供でも施術内容は変わらず動かしにくくなっているところを

動くように調整すると痛みも軽減する。

ほとんどの膝の症状に言えることであるが、成長期でも高齢者でも変形があっても

動きさえ整えば痛みは軽減することが多い。

患者さまの声              エキテンより

膝蓋靭帯炎

小6男子、バスケによる膝蓋靭帯炎の診断を受け、整骨院で電気治療を受けてました。

ですが中々思うように動けず、鍼治療は初めてで不安はありましたがこちらにお世話になりました。

三回の施術で痛みの度合いは6から2に減ったようで本人も子供ながら満足しておりました。

成長期とバスケとでどうしても全快は難しいとは思いますが、様子をみながら暫く通って経過観察したいと思います。

先生の診察はとても丁寧で、子供の分かりづらい症状の説明でもゆっくり聞いてくださり、

初めのうちは怖がっていた子供も何ら問題なく済みました。

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