逆子(骨盤位)

妊婦

当院では開院以来、さまざまな症状でお困りの患者さまを
数多く施術してきましたが、
妊娠中のトラブルでご来院いただく患者さまも少なくありません。
妊娠中の肩こりや腰痛、逆子の矯正などの施術を行っておりますが
その中でも今回は「逆子」について上げていきます。


逆子とは?

逆子とは妊娠中のお母さんのおなかの中で
赤ちゃんの頭が下ではなく上を向いている状態をいいます。
本来であれば、赤ちゃんは分娩時頭から産道を
通り抜けて産まれてきますが、
逆子により頭が上にある状態だと自然分娩がしずらくなるため
帝王切開になるケースが多いようです。

逆子によるリスクは以下のようなことが考えられます。

・帝王切開
・早産のリスク
・へその緒が圧迫され酸欠の可能性

逆子の原因とは?

そもそも骨盤が小さかったり、子宮に異常があったり、胎児奇形などの
器質的な原因を除けば、逆子になるはっきりとした
原因は分かっていないのが現状です。
ですので誰にでも起こりうる可能性があります。

多くの場合は、最初逆子であっても
28週~30週くらいで赤ちゃんの頭の重みにより
自然と正しい位置に収まることが多いですが、
だんだんとお腹の赤ちゃんが大きくなるにつれ
自由に動き回るスペースがなくなってきます。
34週になっても逆子のままの場合は
自然に正しい位置に戻るのは難しいと言われます。


当院での逆子の治療
逆子の矯正で有名な方法として逆子体操や至陰へのお灸などがありますが、
当院では鍼により逆子の矯正をしています。
赤ちゃんの頭は大きくなるにつれて自然と下を向きますが、お母さんの
お腹や腰の周りが硬くなっていると、
中の赤ちゃんがスムーズに回転できなくなります。
その硬くなっているお腹や腰を鍼施術により緩めて
丸いお腹を作ることで自然に赤ちゃんが正しい位置に
収まることを促します。

鍼は直接お腹に打つことはせずに、
手や足にあるツボに鍼をするので
お腹の中の赤ちゃんに影響を与えることなく
安心して施術を受けていただけます。

34週を過ぎると正しい位置に戻る確率が下がるので
30週を超えても逆子のままの場合は
早めに施術を始めることをオススメします。

このページの先頭へ