2016年8月 30代男性 半年で3回繰り返す坐骨神経痛

症例10

左側の臀部から大腿部の裏、フクラハギに強い痛みがあった。
今年に入り、2月、5月にも同じ症状が発症し、
その時は病院で処方された湿布薬と痛み止め(ロキソニン)
を飲んで痛みは治まった。(坐骨神経痛と診断)

8月に入り、たくさん歩いたあと症状が再発。
2月、5月と同じところが同じように痛い。

触診すると、臀部に強い圧痛と硬結があり、
押さえると大腿部の裏~フクラハギまで痛みが走る。
臀部の硬結をとるために腰と足に鍼をすると硬結部分の圧痛が軽減し、
大腿部の裏~フクラハギの神経痛症状に対して腰に鍼をしたところ
一時的に痛みが強くなった。さらに痛む場所が移動したが、
症状を追いすぎると悪化することがあるので
ここで一度目の施術を終了。

2回目の来院時には臀部の痛み、神経痛症状も軽減されていた。
同様の施術を4回行い症状が改善したため終了した。

使用した主なツボ
腰海・地機・空りょう

考察

触診、動作時、圧痛から推測するとおそらく臀部にある
梨状筋が過緊張していたことにより神経を圧迫しておきた
坐骨神経痛症状であったことが分かる。

神経痛の治療は施術を進めていくうちに一時的に症状が強くなったり
場所が移動したりすることがある。
今回もそのような反応がでたが発症してから早期に施術を開始することが
できたので、症状の改善も早かったように思う。

同じ症状を何度も繰り返しているので予防、再発の防止に
定期的なケアをすることが大切。


患者さまの声

                 エキテンより

坐骨神経痛です。

今年の2,5,8月に腰痛と左足の痺れがあり、整形外科で坐骨神経痛と診断され、
痛み止めと、湿布で痛みが治るのを待つ感じでした。

けん引もしましたがあまり効果はない感じ。
腰痛には鍼がいいと聞き、ここに行き当たりました。

鍼治療が初だったので、不安もありましたが、
先生の分かり易く的確な診断と丁寧な治療で心身ともに納得でした。

自分の場合、3回程の施術により痛みはおさまりました。
病院では骨の間隔が狭まっていることによるものと言われましたが、
自分の場合から考えると、先生の指摘された通り
坐骨神経周辺の筋肉『梨状筋』の張りが原因ではないかと思います。

そして、鍼と整体による施術で、筋肉の緊張が徐々にとけ回復に向かいました。
様々なケースがあると思うので一概には言えませんが、
自分には渡辺治療院の施術があっていたと思います。

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